通信設備工事　電話・LAN工・光ケーブル敷設工事施工事例

全社におけるネットワーク機器の更新の実施にあたり、このタイミングに合わせて解決すべき課題として、各事業エリアでのIPアドレス枯渇への対応が急務でした。
加えて、電話端末のモバイル化に応じたWiFi環境の増強、およびサーバー群のクラウド化により過剰となった社内UPSの整理など、いくつかの改善を含めた提案をさせて頂きました。
ステップを踏む作業計画によって無事に施工を完了させ、お客様の課題解決に貢献できたことを嬉しく思っております。

今回のリニューアル以前は、フロアスイッチングハブからすべての端末へ配線する方式でした。このためEPSの狭い空間に設置されたラックに大量のLANケーブルが密集した状態になり管理が困難な状況でした。
お客さまからご提示されたリニューアル計画は、将来を見据えた設備導入やBCPの考慮、幹線の光ケーブル化など熟考されたものであり、仕様には配線方式の変更も盛り込まれていました。施工後はラック内の機器やLAN配線が整理され、接続状況の目視が容易に行える環境になりました
また、施工にあたっては、お客様には我々業者の意見にも常に傾聴していただき、より良い施工をさせて頂けたと感じております。

メーカー保守期限切れの電話設備を更改するにあたり、複数のご提案をさせて頂きました。
提案においては「クラウドPBX導入案」、「固定電話設備を踏襲する案」、「モバイル端末を利用する案」など様々なパターンの中で、お客様のニーズ確認に時間をかけ、最適なシステム仕様を導き出すことに注力しました。
その結果、50台までのモバイル端末をキャリア経由で内線電話として利用可能なシステムの導入を決めて頂きました。
ランニングコストがかからないシステムを選択することで、導入によるコスト軽減に協力することができたと考えております。